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【CIAが頼る情報源】ジム・リカーズによる"未来"の経済解説

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CIA、ホワイトハウス、国防総省に対して助言を行ってきた地政学の専門家ジム・リカーズが、独自の視点から経済・金融の動向を解説。今後世界がどう動くのか?どんな投資チャンスが現れるの…
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#経済

イスラエル紛争の拡大が招くもの

From:ジム・リカーズ パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模な攻撃は、世界に衝撃を与えた。これまでのところ、約1500人の死亡が確認されている。その数は増える一方だろう。 現時点では判明している事は少ないが、イスラエルの情報網に大きな穴があった可能性がある。同国の情報網は優れていると知られているだけに、このこと自体にも驚きを覚える。 裏を返せば、ハマスは独自の徹底した情報管理により、綿密に計画した攻撃を事前に悟られずに実行でき

インフレはすぐにデフレに転じるか?

From:ジム・リカーズ このままインフレが続くのか、それともディスインフレ、場合によってはデフレに向かうのか? これは今日の経済学で最も重要な問題だろう。 これは競合するシナリオの問題ではない。この問いは、現代経済学(いわゆるケインズ派ニュー・コンセンサス)と経済予測に使われるモデルの核心に関わる。 実のところ、この問題は経済学全般の核心に関わるものであり、なぜ多くの予測が大きく外れるのかを説明するのに役立つ。 インフレの話は単純明快だ。米国のインフレは2021年

資産を閉じ込める「お金の牢獄」…その脅威から逃れる方法とは?

From:ジム・リカーズ 「バイデン・バックス」。 これは現在、政府が準備している中央銀行デジタル通貨(CBDC)を指す私独自の言葉である。 実はこのバイデンバックスが、昨今の銀行危機に深く関係している。今日はその関係性についてお伝えする。 銀行破綻の本質口座がCBDCであろうと普通の預金預金であろうと、それほど大きな違いはない。今日の銀行の危機は、行動学的な観点からは1930年代と全く同じである。 その根本原因は、自信の喪失、取り残される恐怖、噂、口コミなど人間の

クジラ、イルカ、鳥類を死に至らす"クリーン・エネルギー"…これが地球に優しい技術なのか?

From:ジム・リカーズ 今、話題のクリーンエネルギー。 気候変動主義者は、風力発電や太陽光発電、電気自動車(EV)が、石油や天然ガスに代わる技術だと主張している。 だが、あなたは知っているだろうか? 世界各国が必死に推し進めているクリーンエネルギーが今、環境破壊を起こしていることを… 例えば風力発電は、莫大な数のクジラ、ネズミイルカ、鳥類を死に至らす。実際、ニューヨークポストは「風力発電所が増える中、クジラの死が急増している」と報じた。 この記事の中で、エネルギ

【中国・ロシア・米国によるポーカーゲーム】"絶好のカモ"になっているのは…?

From:ジム・リカーズ ウクライナがロシアとの戦争で苦戦を強いられていることは、これまで何度も情報を発信してきた。多くの米国人がロシアの大敗を信じているのも無理はない。米英メディアによる誤情報が氾濫しているのだから。 しかし、事実は異なる。 20万人以上のウクライナ軍戦死者の墓標は、まるで母国の劣勢を象徴しているようである。ウクライナは多くの優秀な人材を失った。初歩的な訓練しか受けていない新兵を前線に送り込んでいる。彼らの多くは数日しか持ちこたえられないだろう。 一

最大の敗者はアメリカか?ウクライナ戦争の恐るべき結末

From:ジム・リカーズ メディアの報道はどれも真実ではない別の記事では地政学的な観点から、今最も複雑で大きなトピックである中国を取り上げた。 今日は、それよりも圧倒的に憂慮すべきトピックを取り上げる。それが、ウクライナ戦争とその拡大による危険性である。 私は、米国や英国のマスメディアが報じないウクライナ戦争の側面について、何度も記事を書いてきた。 ニューヨークタイムズやワシントンポストなど米国の報道機関は、ロシアの計画がいかに失敗したか?ウクライナ軍がドンバスでいか

中国は"2つ"ある。拡大する格差社会

From:ジム・リカーズ 「中所得国の罠」にはまった中国中国は、「中所得国の罠」にハマっている。 これは、発展途上国が一定規模(中所得)にまで経済発展した後、成長が鈍化する傾向のことを言う。 そもそも経済学者は、所得レベルについてこのように分類している。 低所得国とは一人当たりの年収が5,000ドル程度(約65万円)の国 中所得国は8,000ドル(約104万円)から15,000ドル(約195万円)の間の国 高所得国は2万ドル前後、それ以上の国を指す。 中国の場合

第三次世界大戦はもう始まっている

From:ジム・リカーズ 第三次世界大戦はすでに始まっているのか?これは重大な疑問であり、投資家は真剣に検討する必要がある。 ウクライナ戦争が制御不能になり、第三次世界大戦に発展する可能性があると警告するアナリストやコメンテーターが相次いでいる。 その一つには、戦術核兵器が投入され、核戦争にエスカレートする可能性がある、というものがある。多くの人は、ウクライナでの作戦が失敗したことに絶望し、核攻撃を行うのはロシアだと指摘しているのだ。 しかし実は、その反対である。

失速する世界2位の経済大国チャイナ

From:ジム・リカーズ 私は今、世界の騒乱から遠く離れた南極大陸を探検している。 氷山のすぐ近くを通るたびにタイタニック号を思い出す。沈没したくない…と。 これは旅行記ではないので、南極の話はこれくらいにしておこう。 あなたも金融、経済、政治、地政学などの分野で何が起こっているのかを知りたいはずだ。それについてお話ししよう。 私は最近、米国の政治、連邦準備制度、ウクライナ情勢、さらには核戦争の脅威といった話題についてよく書いている。 しかし今日は地政学的な観点か

「分散投資」を勘違いする投資家たち

From:ジム・リカーズ 「分散投資」を勘違いしている投資家たちあなたは「分散投資」ができているだろうか? 「資産形成は分散投資が重要」 「いろいろな業界に資産を分散しよう」 「卵を一つのカゴに盛ってはいけない」 これらは投資に関する書籍やメディアでよく言われることである。 確かに分散投資は投資家として非常に重要なことだ。 しかし私は「分散投資」という言葉を勘違いしている人をよく見かける。 投資可能な資金の9割を株式(特にインデックスファンドやETF)で運用し、分

地球は温暖化していない。ESG投資のウソ

From:ジム・リカーズ 大手石油会社は”ESG投資”が好きあなたも一度は「ESG投資」という言葉を聞いたことがあるのではないだろうか? 先日、世界最大の銀行の一つであるHSBCは、石油や天然ガスの探査・開発プロジェクトに資金を提供しないことを発表した。 さらに、既存の顧客に対しては、二酸化炭素排出量削減の取り組みについて、より厳しく監視することを発表している。 これは、いわゆるESG投資と関係がある。 ESGとは、環境、社会、ガバナンスのこと。経営者や投資家が事業

ウクライナは負けている。戦争の"真の勝者"とは…

From:ジム・リカーズ ウクライナで本当は何が起こっているのか、あなたは知っているだろうか? ウクライナ戦争は今、世界で最も重要な話題である。しかし、ウクライナに関する米国政府やメディアの絶え間ない世論誘導を信じてはいけない。 ウクライナは戦争に勝っているのではなく、負けているのだ。 ここ数ヶ月、ロシアが後退し、ひどく負けているといったニュースを見た覚えはないだろうか? ウクライナを持ち上げるのが今の報道の主流である。 だが、現実はこうだ。 ウクライナの勝利の