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【CIAが頼る情報源】ジム・リカーズによる"未来"の経済解説

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CIA、ホワイトハウス、国防総省に対して助言を行ってきた地政学の専門家ジム・リカーズが、独自の視点から経済・金融の動向を解説。今後世界がどう動くのか?どんな投資チャンスが現れるの…
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#中国

近未来の米国

From:ジム・リカーズ これまで中央銀行のデジタル通貨(CBDC)が個人の自由にもたらす危険性について繰り返し警告してきた。   政府があなたの取引をすべて監視できるようになる。 つまり基本的に監視国家になり得ると警告してきた。   社会的信用システムが構築され、銃の購入、間違った政党への寄付、未承認の文献の購入など、承認されていない活動に従事する人々を政府が罰することができるようになる。   政府は、何かを購入した時点で物理的な居場所まで把握するようになるのだ。   人

「米ドルが使われなくなる日」

From:ジム・リカーズ 2023年8月22日、今日から約2.5カ月後には、1971年以来金融史上最も重要な進展が発表されるだろう。新しい国際通貨が登場する予定だ。 この新通貨は、米ドルの世界的な地位をチャレンジし、決済通貨・基軸通貨としての米ドルを置き換える程の潜在力を持つものである。 そしてわずか数年で、米ドルを主役の座から下ろす可能性を秘めている。 この様なイベントは前例がなく、世界はこの地政学的な衝撃に対応する準備ができていない。この「通貨ショック」はBRIC

【中国・ロシア・米国によるポーカーゲーム】"絶好のカモ"になっているのは…?

From:ジム・リカーズ ウクライナがロシアとの戦争で苦戦を強いられていることは、これまで何度も情報を発信してきた。多くの米国人がロシアの大敗を信じているのも無理はない。米英メディアによる誤情報が氾濫しているのだから。 しかし、事実は異なる。 20万人以上のウクライナ軍戦死者の墓標は、まるで母国の劣勢を象徴しているようである。ウクライナは多くの優秀な人材を失った。初歩的な訓練しか受けていない新兵を前線に送り込んでいる。彼らの多くは数日しか持ちこたえられないだろう。 一

【分析】プーチンは戦争を望んでいなかった

From:ジム・リカーズ 地政学は世界経済の先行きを占う上で大きな役割を果たす。しかし、より重要なのは、今日、私たちは「地経学」を通して世界を見なければならないということだ。 「地経学」とは何か。 これは地政学(geopolitics)と経済学(economics)の合成語である。これらの2つの学問が密接に関わっていると聞いても驚きはないかもしれない。 戦争は地政学的なものであり、主に経済力によって勝敗が決まることが多い。経済学と世界戦略は常に絡み合ってきたのだ。

中国は"2つ"ある。拡大する格差社会

From:ジム・リカーズ 「中所得国の罠」にはまった中国中国は、「中所得国の罠」にハマっている。 これは、発展途上国が一定規模(中所得)にまで経済発展した後、成長が鈍化する傾向のことを言う。 そもそも経済学者は、所得レベルについてこのように分類している。 低所得国とは一人当たりの年収が5,000ドル程度(約65万円)の国 中所得国は8,000ドル(約104万円)から15,000ドル(約195万円)の間の国 高所得国は2万ドル前後、それ以上の国を指す。 中国の場合

失速する世界2位の経済大国チャイナ

From:ジム・リカーズ 私は今、世界の騒乱から遠く離れた南極大陸を探検している。 氷山のすぐ近くを通るたびにタイタニック号を思い出す。沈没したくない…と。 これは旅行記ではないので、南極の話はこれくらいにしておこう。 あなたも金融、経済、政治、地政学などの分野で何が起こっているのかを知りたいはずだ。それについてお話ししよう。 私は最近、米国の政治、連邦準備制度、ウクライナ情勢、さらには核戦争の脅威といった話題についてよく書いている。 しかし今日は地政学的な観点か