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【暗号資産特集:第1回】 Web1.0とは?

Web1.0を簡単にまとめると…

①インターネットとパソコンが一気に普及
②マイクロソフトとヤフーが活躍
③インターネットは「読む」ことがメイン

順番にご説明していきます。

 ①インターネットとパソコンが一気に普及した時代

「Web1.0」は1990年~2000年初期にかけて、パソコンとインターネットが一気に普及した時代。

インターネットの起源は1969年に米国国防省高等研究機構(ARPA)が開発した、ARPAnetだと言われています。

これは、各地に分散された大型コンピューターどうしを通信回線で接続した、いわゆる「コンピューターネットワーク」

ARPAnetの論理マップ

1960年代、米国はソ連(現ロシア)と零戦状態でした。

そんな中、1957年にソ連が世界初の人工衛星を打ち上げに成功。
米国は人工衛星から自国が攻撃されることを恐れていました。

その矢先、1961年に米国内でテロが発生。
3ヶ所の電話中継基地が破壊され、軍事回線が一時的に完全停止されたのです。

もし、ソ連の人工衛星から米国内が攻撃されれば通信が全て遮断されることになってしまいます…

そこで、1ヶ所が攻撃されても通信が遮断されない仕組み「ARPAnet」が誕生したと言われています。

当時、ARPAnetのコンピューターネットワークの利用は政府機関や研究機関のみ制限されていましたが、1990年代に利用制限が撤廃され商業利用されるようになっていきました。

それにより、誰でもインターネット上に公開された情報をパソコンで見れるようになっていったのです。

②マイクロソフトとヤフーが活躍

それと同時に、1995年マイクロソフトが「Windows95」をリリース。

パソコンで手軽にインターネットへ接続できるシステムができたことで、インターネットとパソコンが一気に普及していきました。

日本でもWindows95がリリースされ、発売当時、秋葉原の家電量販店「ラオックス・ザ・コンピューター館」の前に100メートル以上の列が出来たと言われています。

出所:Fujifotos/アフロ

Windows95をリリースしたことで、マイクロソフトは一気に成長。
株価も1995年から2000年にかけて、約16倍上昇しました。

出所:Trading View

また、ヤフーがディレクトリ型の検索エンジンを開発。

今ではネットで何を検索する際、文字を入力するとロボットがそれに見合ったサイトを見つけ出してくれます。

ただ、当時はその機能がなく、サーファー”と呼ばれる人間のスタッフがウェブサイトの情報を1件1件収集し、該当するカテゴリに分類してサイトのリンクを発行していました。

これが、ディレクトリ型の検索エンジンです。

出所:Impress Corporation

ヤフーはディレクトリ型の検索エンジンシステムを開発したことで、ヤフーも一躍有名になりました。

このように、マイクロソフトやヤフーのように急成長した企業もあれば、多くのIT企業が倒産したのがこの時代の特徴。

当時、インターネットブームに乗って起業する会社が続出。
社名に「.com」とつけるだけで、株価が大きく上昇したと言われています。

実際、ハイテク関連銘柄で構成されるナスダック総合指数は1999年から2000年のたった1年で、2倍近く上昇したのです。

出所:Trading View

これがいわゆる「ドットコムバブル」「ITバブル」と呼ばれるものですね。

ただ、ご存じの通りバブルはその後、崩壊。

バブル時に設立された企業の9割は倒産したと言われています。

③インターネットは「読む」ことがメイン

インターネットの普及によって、世界中の情報へ誰でも簡単にアクセスができるようになりました。

今まで情報を手に入れるとなると、誰かに直接会って話を聞くことでしか得られませんでしたから、インターネットの登場は画期的にだったと言えるでしょう。

一方、当時インターネットが登場した際、インターネット上では情報を「読む」ことしかできていませんでした。

メッセージを発信するとなれば、ウェブ開発などの専門技術が必要だったため、一般人は情報発信を簡単にすることができなかったためです。

しかし、これがWeb2.0の時代に突入することで、誰でも簡単にインターネット上で情報発信ができるようになっていくのですが…

続きは次回の記事でお話していきます!

<この記事のまとめ>
Web1.0とは?
①インターネットとパソコンが一気に普及
②マイクロソフトとヤフーが活躍
③インターネットでは「読む」ことがメイン

P.S.

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