【No.2】2024年に注目すべき3つのメガトレンド
From:チャールズ・ミズラヒ
先週に引き続き2024年に注目すべきメガトレンドについてお伝えする。
本日紹介するのは「半導体」トレンドだ。
世界は今、デジタル化の嵐に巻き込まれている。
電気自動車、人工知能、スマートフォンに至るまで、今や身の回りのあらゆるものに半導体が必要とされているほどだ。
日々の生活で、半導体が含まれたものを見ないことはもはやない。
実際、2023年の半導体の市場規模は78兆円。
2024年には88兆円まで、わずか1年で12%成長することが見込まれている。
(1ドル=150円で計算)
しかし、そんな半導体だが、昨年から今年の初めにかけて、市場にあまり評価されていない時期が続いていた。
在庫は積み上がり、売り上げは低迷。
半導体関連銘柄の多くの株価は急落したのだ。
まさに真夏に売られている雪かきのようなバーゲン価格で取引されていたのである。
そんな中、2022年11月、OpenAIがChatGPTを発表。
驚異的なスピードで業界の覇者へと駆け上がったこのサービスは、生成AI普及の皮切りとなった。
実際、アクティブユーザー数1億人に達するのにかかった期間はわずか2ヶ月。
これは、ティックトックの4.5倍、インスタグラムの15倍、ウーバーの35倍もの速さだ。
このブームにより、GAFAMなどの大手企業、政府も生成AI業界に乗り出すように。
✔︎2023年1月:マイクロソフトが生成AIによるサービスを開始
✔︎2023年5月:広島で行なわれたG7にてAIにおける国際的な指針が決定
✔︎2023年6月:グーグルは対話型「Bard」を発表
これらの出来事により、AIは私たちの生活に欠かせない一部となった。
そして、それに伴い、AIの心臓とも呼ばれる半導体チップの需要も増加傾向にある。
実際、半導体市場の約80%のシェアを占めるエヌビディアは、わずか1年の間に約250%上昇。
アップル、マイクロソフト、アルファベット(グーグル)、アマゾンに次ぐ時価総額世界5位の位置にまで成長している。
今後もますます生成AI業界は発展していくことだろう。
それに伴い、欠かせない部品の一つである”半導体”はますます成長を遂げる可能性が高い。
このトレンドから目を離さないことは、投資家に大きな恩恵をもたらすことだろう。
〜編集部より〜
ミズラヒさんが2024年に注目する3大トレンド。
その中でも特におすすめの業界と企業の情報について、こちらの動画にて解説しています。
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