2023年の上昇相場を作った「大統領と株価の関連性」とは?
今からちょうど一年前の、2022年末。
2023年はどんな1年になると考えていたでしょうか。
当時の米国市場は、年初からおよそ25%も下落していた状態。
「リーマンショック以来最悪の年」と言われるほど、投資家たちは悲観的になっていました。
<2022年のS&P500種株価指数>
そのような中、2023年が強気相場になると自信を持っていた投資家は、
そう多くはなかったでしょう。
事実、
アメリカのニュースサイトAxiosでは
「投資家は2023年も引き続き、悪い時期が続くのではないかと懸念している」とコメント。
(2022年12月31日)
世界的な金融メディアSeeking Alphaでは、
「株式市場は、2023年さらに急激な下落に直面する」と報じられ、
(2022年12月22日)
1972年に創刊された米経済誌Moneyは、
「2023年、株式市場が再び厳しい年になる。投資家は準備をしておくべきだ」と報道していました。
(2022年12月21日)
しかし、実際はどうだったでしょうか?
<2023年初からのS&P500種株価指数>
投資家の見立てとは違い、25%もの上昇を果たしました。
「これは結果論」
「相場を事前に把握することは難しい」
そう思われるのも無理はないでしょう。
ですが、もしあなたが大統領選挙サイクルのことを知っていれば、
2023年の相場を取り逃すことはなかったかもしれません。
また、2022年末、
「一旦株を売ってしまおうか」と焦って、
株を売却する必要もなかったでしょう。
逆に、買い増しのチャンスとして、2022年末~2023年初にかけて、
一気に仕込むことができたかもしれないのです。
大統領選挙サイクルとは前回の記事で解説した、
「大統領任期3年目の相場は、4年間のサイクルの中で最もパフォーマンスが良い」というもの。
<約100年間の大統領選挙サイクルの平均パフォーマンス>
今の大統領、バイデン氏の任期は
2023年末時点で3年目になります。
これまでの株価の伸びを見てみると…
・2021(1年目):15.8%
・2022(2年目):-10.7%
・2023(3年目):18.8%
と2023年が3年間の中で最もパフォーマンスが高くなっていますね。
もしこの大統領選挙サイクルの存在を知っていれば、
2022年末に「投資のチャンスかもしれない」というシナリオを描けていたでしょう。
反対にこの事実を知らなければ、
多くの投資家と同じように、
焦って株を売ってしまったり…
2023年の強気相場を逃してしまったり…
という結果になってるかもしれません。
これは、投資の実力でもなんでもなく、
ただ「知ってるか」「知らないか」の違いだけです。
実際、2023年2月に、「今年は、金融の中心地ウォール街が、大統領サイクルの中で最も好きな年だ」と報道しているメディアもあったのです。
しかし、日本では、米国大統領と投資を紐付けた情報はほとんどありません。
ましてや大統領選挙サイクルを知ってる人もごくわずかでしょう。
だからこそ、この特集記事を通してあなたにこの事実を知っていただきたかったのです。
ただ、実は「大統領と株価の関連性」はこの4年ごとのサイクルだけではありません。
調査を続けていく中で、他にもあることが判明しました。
それは…市場全体ではなく半導体・軍事防衛・ヘルスケアといった
「個別セクター」との関連性です。
詳しくは別途特別動画でご案内させていただきます。