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“賢い投資家”の資産倍増プラン

From チャールズ・ミズラヒ

7年連続全米No.1にも選出。世界トップの投資銀行も頼る情報源

株式市場で40年以上のキャリアを持つ投資のエキスパート。20歳の時に、ウォール街でキャリアをスタート。その後、23歳の時に自身の資産運用会社を立ち上げると翌年1987年から1993年の7年連続で全米No.1リターンを出すことに成功。その手腕が瞬く間に知られることとなり、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・クレディスイスなど世界トップの金融機関からも資産運用を委託される。また、35歳の時にはコモディティ・トレーダーとしても全米No.1のリターンを出した実績を持つ。世の中の数多ある情報から“ノイズ”と“シグナル”を見極めることを得意とし、2011年には、当時メディアから「今後株価が上がることはない」と酷評されたAppleとMicrosoftを推奨。それぞれ1,300%以上のリターンをもたらすこととなった。また、ブラックマンデー・ITバブル・リーマンショックを事前に予見し、当時の顧客を22%、78%、50%の暴落から守ったことで知られる。現在は主に個人投資家向けの活動に従事。彼の記事はNewYork Times、Barrons、Wall Street Journalをはじめ多数の経済・金融メディアからも取り上げられている。また、彼が執筆するニュースレターは7万人の顧客に購読されており、その中にはメリル・リンチ、モルガン・スタンレー、JP・モルガンなど世界トップの投資銀行も含まれる。

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あなたは、どんな戦略・理念を持って株式市場に参加しているのだろうか。

この記事では40年の金融人生の中で見てきた、3つの投資家タイプをご紹介する。その後に、「私自身の投資家タイプ」をお伝えしたいと思う。

3つの投資家タイプ

世の中には多くの投資家がいる。東証によると、2020 年度の個人株主数(*)は約6,000万人いると言う。日本だけでもこれだけの数だ。全世界で見たら、数十億人に上るだろう。

(*)個人株主数は、日本全国4証券取引所上場会社の株を取引している投資家数

そんな株式投資の世界で、投資家は次の3つに分類される。

・割安になっている株に投資する『バリュー投資家』
・相場のトレンドに沿って株を売買する『モメンタム投資家』
・短期売買を行い細かく利益を確定する『デイトレーダー』

トレンドに乗るか(モメンタム)乗らないか(バリュー)、長期で投資するか(バリュー)短期で投資するか(デイトレーダー)、など分類方法は様々だ。

あなたはどんな投資戦略を持っているだろうか。もちろん、上記に当てはまらない投資タイプだと言う可能性もある。

では、次のように自分の投資タイプを表現する人はいるだろうか。

「賢い投資家」とは?

どんな投資家ですか?と聞かれて、「賢い投資家です」と答える人はいるのだろうか?

ほとんど見たことがない。だが、私は自分自身のことを「賢い投資家」だと自負している。では賢い投資家とは何か。

それは、・・・「市場環境に関係なく、お金を稼ぐ方法」を知っている投資家のことだ。

いくつか、具体例を挙げていきたい。

たった10人の資産額が日本の国家予算を超える

本当に賢い投資家の代表、“世界の大富豪”は、2020年の暴落が起きた時にも、資産を増やしていた。

事実、2022年1月17日、国際NGOのオックスファムは、「世界の富豪トップ10人がコロナ禍で資産を倍増させた」と発表。

出所:The guardian.com

・テスラのイーロン・マスク
・マイクロソフトのビル・ゲイツ
・世界一の投資家ウォーレン・バフェット

…などなど、誰もが知っているような大富豪10人である。

コロナ前には約80兆円だった彼らの資産は、今ではなんと…約2倍の約172兆円になっていた。2022年、過去最大となった日本の国家予算107兆5,964円を大きく上回るほど

つまり、たった10人の資産がおよそ1億2,000万人を抱える国家の予算を超えるまでになったということである。

つまり、賢い投資家たちは、世間が、

「投資って怖い…」
「今はまだ投資しないでおこう」
「この後のトレンドはどうなるんだ・・・?」

と怯えている中で、淡々と株を買い続け、資産を増やし続けていたのだ。

世界三大投資家のお金を稼ぐ方法

出所:東洋経済オンライン

世界三大投資家とは、

ウォーレン・バフェット(左)
ジム・ロジャーズ(右)
ジョージ・ソロス(中央)
のことである。

これまで圧倒的な投資成果を上げてきた偉大な投資達である。間違いなく、他の投資家とは違って、“賢い投資家”に分類されるであろう。そして、この偉大な三人には、共通して述べていることがある。

それは、”株式市場(=周り)は間違っているのは世の常。自分の頭で考えて投資しなければ勝てない”というものだ。

実際の彼らの発言を見ていこう。

”株式市場は常に間違っているという仮説からはじまる”

ジム・ロジャーズ

“大勢に従って成功した者はこれまで一人もいない。もし周囲の人々が君の行動を制止しようとしたり、馬鹿にし始めたら、それは素晴らしい成功のサインである”

ジョージ・ソロス

“独力で考えなかったら、投資では成功しない。事実と根拠が正しければ正しい”

ウォーレン・バフェット

このように、伝説となった世界三大投資家は共通して、「市場環境に関係なく、お金を稼ぐ方法」=「周りに流されず、詳細な分析を行い、投資をすること」を主張しているのだ。

最後の例として、“投資の神様”ウォーレン・バフェットの師匠、ベンジャミン・グレアムの言葉を紹介したい。

神様の“師匠”

出典:Wikipedia

世界三大投資家の一人、今なお現役で投資会社を経営しているウォーレン・バフェット。彼には師匠がいるのをあなたはご存知だろうか。

“投資の神様”の師匠とは、ベンジャミン・グレアム。

1930~50年代に活躍した経済学者である。グレアムがコロンビア大学で教鞭を取っているクラスに、今の投資の神様、ウォーレン・バフェットが生徒として受講していたのだ。

グレアムは、投資をこのように定義している。

詳細な分析に基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動である」

ベンジャミン・グレアム

つまり、企業のことを分析せず、元本がなくなるかもしれない株を購入するのは、投資ではない。と言っているのである。

全くもって同感である。

私も元本がなくなるのは絶対に避けたい。そのため、とことん企業分析を実施する。他のアナリストよりも広く、深く企業を調査することで、株式市場の環境に関係なく、良い企業を見つけられるのだ。

ベンジャミン・グレアムに以下のような名言もある。

Financial ダイレクト作成

「賢い投資家」とは・・・

株式投資で成功するためには、“賢い投資家”になる=「市場環境に関係なく、お金を稼ぐ方法」を学ぶことが重要である。

「市場環境に関係なく、お金を稼ぐ方法」

これはつまり、企業の詳細な分析を行い、周りに流されず、淡々と株を購入していくこと。

市場環境に関係なく、お金を稼ぐ方法を実践すれば、あなたも投資で成功するだろう。ぜひ実行してほしい。

P.S.

著者のチャールズ・ミズラヒについてはこちらでご紹介しています。

P.P.S

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