見出し画像

(暗号資産)Q&A公開!

Financial ダイレクト | 経済メディア

From:イアン・キング


Q1. 暗号資産は悪用されているイメージがありますが、どう思いますか?


A.
たしかにこのような質問は
よく耳にしますね。

例えば、
暗号資産は北朝鮮やイランの人々の資金源として使われている
などです。

人々がビットコインについて理解する必要があるのは、
それが完全なる匿名ではないという事実です。

正しくは疑似匿名です。

つまり、取引をする場合、
誰でもあなたの取引を閲覧し、

あなたが行った取引や、
その暗号資産がどこに保管されているかを
調べることができます。

ですから、実は犯罪行為をするには
あまり適した通貨形態ではありません。

例えば、シルクロードという事件を知っていますか?

ビットコインが最初に登場した2012年、2013年頃。

まだ誰もビットコインについて知らなかったとき、
違法な商品が取引されるダークウェブでの支払い手段として
ビットコインは使用されていました。

オンライン上で
違法な拳銃や麻薬などを購入する方法が
存在したのです。

現金で支払う代わりに、
ビットコインでの支払いが可能でした。

この取引場所がシルクロードと呼ばれていました。

FBIは公開されているウォレットを追跡し、
ビットコインを現金に換えようとした際に、
シルクロードで誰が物を購入しているかを特定しました。

つまり、誰でもあなたのウォレットと
取引履歴全体の閲覧が可能だということです。

ですから、ビットコインやイーサリアムを使用して
マネーロンダリングを行おうとする人々がいると聞いても、
実際には犯罪行為には不向きです。

あるいは、
ビットコインを米ドルに交換したい場合を考えてみましょう。

これはコインベースなどの取引所を通じて行う必要があります。

これら取引所では、
運転免許証やパスポートなどを使用して
本人確認を行う必要があります。

その結果、
暗号資産の移動は可能ですが、
実際には不正行為や違法な取引に利用するのが難しくなるのです。

現金で何かを購入しても、
それが追跡される恐れはありませんが、
暗号資産はそのような特性は持っていません。

実際、ゴールドマン・サックスのレポートによると、

ある調査で、
暗号資産の違法取引が全体の1%に満たない
ということがわかったと報告されています。

(ゴールドマン・サックス「暗号資産:新たな資産クラスとなるのか」抜粋)

そもそも安全性、信頼性、分散性
暗号資産を支える「ブロックチェーン技術」ですから、
違法な取引には向いていません。

Q2. 『暗号資産市場が大きく下落した時は、どうすればいいですか?』

A.
こちらもいい質問ですね。

たしかに市場にはボラティリティがあります。
上がったり下がったりを繰り返します。

ただし、ここで明確にしておきたいのは、
私たちはトレーダーではなく「投資家」だということです。

投資家は長期的に物事をとらえます。

暗号資産は
将来的に大きな役割を果たすテクノロジーだと
確信しています。

実際、インターネットバブルがはじけたとき
Amazonの株でさえ100ドルから5ドルに下落しました。

95%の大暴落です。

多くの人はこのときに売り払ってしまったでしょう。

しかし長期的な視点で見ていれば、
インターネットが普及していくのはほぼ確実でした。

そしてその普及とともに
2万8,500%も上昇したのです。

(出所:Trading Viewをもとに赤矢印は弊社記載)

同じようにビットコインやイーサリアムなども
長期的な視点で取り組んでいくことが重要でしょう。

そもそもこれまでも、
ビットコインや暗号資産自体に問題があって、
事故や詐欺が起こったわけじゃありません。

それで下落してしまったわけでもありません。

インターネット・バブルも
インターネットの技術自体が問題だったわけではないのと同じです。

ニュースになっているのは結局、
それを取り扱っている人や取引所などによるものでした。

「インターネット以来の技術革新」と言われていますから、それに投資するという視点で少額でも長期的に取り組んでみるといいと思います。

Q3. 暗号資産にはいくら投資するべきですか?

A.
こればかりは個人の状況によります。

ただし、
不安になるような金額は投資しない方がいいでしょう。

どのような戦略であっても、
失って困るような金額を投資しないことです。

また、私個人としては
単純に投資先を分散させておくことが重要です。

インターネットバブルが崩壊したとき、
Amazonだけに投資できればいいですが、

実際のところ、
そのような企業を見つけるのが難しいことも事実です。

ですが、
仮に有望だと思う10社に分散投資したとしましょう。

その中にAmazonが入っていれば、
どうでしょうか?

もし他の投資先が全て倒産したとしても、
Amazonは2万8,500%上昇していますから、
大幅なプラスになります。

このような戦略は
暗号資産に関わらず投資において有効です。

もし資産の1%を投資しておくだけでも、
100倍に上昇するだけで資産全体は2倍になる可能性がありますからね。

Q4. 今のところ暗号資産の将来は未知数です。日常生活で使えるかどうかも不安です。しばらくは様子を見ます。


A.
日常生活で使えるのかという疑問はたしかに理解できます。
スターバックスに行ってビットコインで支払う人を見ないですからね。

実際のところ、私もまだ
商品の取引にビットコインや他の暗号資産が使われるとは
思っていません。

しかし、今すぐという点で考えれば、
ビットコインはある種の「デジタルゴールド」と考えてみてください。

SECがビットコインETFを承認するかどうかが重要な理由は
ここにあります。

それは、金のように株式や債券と連動しない非相関資産として、
ポートフォリオに組み込むことができるから
です。

つまり分散投資ですね。

ここ数ヶ月で最も印象深い出来事の一つは、
ブラックロックのラリー・フィンク氏のインタビューです。

ラリー・フィンク氏は現在、
ブラックロックの最高経営責任者(CEO)を務め、
12兆ドルの資産を管理しています。

これは世界最大級です。

彼はCNBCで、
「世界の情勢に対して懸念を持っている機関投資家からビットコインを購入したいという声を聞いている」と述べました。

(出所:CNBC)

金と同じように、
ビットコインも安全資産への逃避先という認識がある、
という考え型が存在しているのです。

機関投資家たちは、

世界で起こっている事象に対するヘッジとして、
そしてまた分散対象として、

ビットコインを持つことに関心を持ち始めています。

ブラックロックは資産運用額が9.1兆ドル、
日本円にするとおよそ1,358兆円ですから、

その1%だけでも投資されれば、
13兆円ものお金が流れ込むことになります。

(2023年9月末時点、1ドル=149.225円換算)

しかも、これはブラックロックだけじゃありません。

年金基金、資産マネジメント、ファミリーオフィス、
ヘッジファンド、投資ファンドなどに勤務する投資家の96%が、

暗号資産を債券、現金、株式、コモディティといった伝統的な資産クラスと並ぶ分散投資の機会として捉えていることが調査でわかっています。

ちなみに、総投資額の5%程度を
暗号資産に投資する用意があるということです。

プロの投資家は、
全体で4兆9500億ドル(約698兆円)の資産を管理している
ということですから、

約35兆円が新たに流れ込む可能性があるということです。

このインパクトを無視して投資しないという選択を
私にはとる理由が見つかりません。

そしてビットコインETFの誕生によって、
機関投資家は「待ってました」とばかりに殺到しました。

実は、2023年に立ち上げられたETFは500銘柄で、総取引量は4億5,000万ドルの一方で、ビットコインETF10銘柄の取引量は約18億ドルにもなったそうです。

つまり、3倍以上の取引量。それに1年間の話ではなく、たった数日だけの話です。

Q5. 例えば、身近なところでビットコインはどのように使えますか?


A.
例えば、海外送金があります。

今でも国際間の送金というのはコストがかかりますし、
送金できない場合もあります。

それに時間もかかります。

ある人は海外の銀行口座にお金を移すとき、
手続きに1ヶ月かかると言われたそうです。

トルコは一部の国向けの送金に
33.8%の手数料を課すとも言われています。

一方で、ビットコイン送金の場合は約10分です。

しかも、仲介業者がいないため、
低コストで送金することができます。

あなたならどちらを使いますか?

それに、世界にはそもそも銀行口座を持てない人が約14億人います。
つまり、貸付・借入といったサービスを利用できないのです。

私たちは「ローン」があることで車や家を購入したり、
ビジネスを始めたりできますが、それができません。

故郷の家族に送金する移民の人たちも、
送金するにはかなりの手間とコストがかかります。

しかし、携帯電話とインターネットさえあれば、
ビットコインを使ってそのようなシステムにアクセスすることができるのです。

Q6. ビットコインやイーサリアムとその他の暗号資産、どれに投資すべきですか?


A.
これは株で言うと、大型株か小型株かというのと同じです。

ビットコインやイーサリアムのような暗号資産は
時価総額が非常に大きいので、長期的に成功する可能性が高いでしょう。

反対に、現在ある暗号資産の多くは
小型株のようなもので投機的な側面があります。

このようなときは、
しっかりと分散投資をしつつ、利益を確定させていく
という戦略をとります。

私もルナ(18,325%上昇)を推奨したときは、

長期的なインパクトも見ていましたが、
短期的にはその技術にリスクがあることも把握していました。

そのため、ある程度の利益が出たところで、
売却を推奨。

暴落する前に売り抜けることができました。


(出所:Trading Viewをもとに、赤箇所は弊社記載)

このようなリスクは
きっちり管理しておくべきでしょう。

ただし、
ビットコインが2倍に上昇すれば、

このような暗号資産は50倍にも100倍にも上昇する可能性がありますから、魅力的であることには間違いありません。

ですから、ビットコインやイーサリアムは長期的な視点で投資しつつ、
少しの資金だけでも後者のような暗号資産に投資しておくことをお勧めします。

Q7. イーサリアムキラーとして注目されている暗号資産にソラナがあります。イアンはソラナの購入を推奨していますか?


A.
実は私たちは3年前の2020年に米国のサービスで、ソラナを推奨しました。

当時は、1.50ドルでしたが、今も持ち続けて97ドルになっています。
5,695%の上昇です。

そのおかげで、
読者の方から何十通ものメールを頂きました。

今の3つの中心的な暗号資産は、
ビットコイン、イーサリアム、ソラナだと思います。

ソラナに関しては今でも強気な見方をしています。

私が、ソラナを気に入っている理由は、
これが新しくデジタルなものを構築するために
現在利用可能な最速のプロトコルだからです。

ソラナは毎秒100万件の取引を処理できるようになりますが、
イーサリアムでもせいぜい10万件、Visaはせいぜい6万5,000件です。

実際、Visaはソラナと提携しましたが、
これによって8日間かかるクレジットカード取引の決済支払期間は、
半分のわずか4日間に短縮される可能性があるとしています。

(出所:コインテレグラフジャパン)

さらに手数料も20~30ベーシスポイント削減できると
期待されているのです。

Q8. 私は暗号資産に投資をしたことがないのですが、どのように始めればいいでしょうか?


A.
私の情報を受け取っていた読者も、
ほとんどが暗号資産投資は未経験でした。

ですので、これから暗号資産投資を始めようとする人に向けて、
スタートガイドをご用意しています(LINEから見れます)。

手順は至って簡単でオンラインでピザを注文するよりも簡単かもしれません。

株式投資の取引ともほとんど変わりませんからね。
基本的には口座を開設して、購入する暗号資産を選ぶだけです。

しかも、多くの人が勘違いしていますが、

株式と違って、
0.001ビットコインといった細かい単位で投資できます。

つまり、ビットコインを買うのに
数百万円も用意する必要はありません。

数百円単位からでも投資できます。

米国では、投資するのが『怖かった』という購読者の方もいましたが、

選んだ暗号資産にそれぞれ500ドルを投資してみたところ、4万2,300ドルに増やすことに成功したという人もいます。

ぜひ経験がないからと挑戦するのを諦めないでほしいと思います。
ーーーーー

いかがだったでしょうか?

あなたが暗号資産にポジティブなスタンスか
ネガティブなスタンスかは分かりません。

しかし、その間にも世界の起業家や投資家は
大きなリターンを狙っています。

これは1000年単位で起こるような革新的なテクノロジーだと思っています。今はその黎明期だと言えますから、まだ遅くありません。

気になったら今日から始めてみてください。