【No.1】2024年に注目すべき3つのメガトレンド
From:チャールズ・ミズラヒ
メガトレンドは水の小さな波紋のように始まり、いずれ大きな波へと成長する。
投資で成功する方法は、早い段階でメガトレンドを見つけ、その中にいる最高の企業に投資することだ。
だからこそ、私の3アルファ・アプローチでは、最初のステップとして成長が見込める巨大産業、アルファ・マーケットを探すことにしている。
そこで今日から年末にかけて、私が2024年に注目している3つのメガトレンドを順に紹介していこうと思う。
これら3つのトレンドは来年以降、ますます勢いを増していくことが予想され、投資家は注目する価値があるだろう。
まず今日は1つ目のメガトレンドを紹介する。
2024年注目のメガトレンド No.1
現在訪れている3つのメガトレンド。
その中で今週紹介するものは、「エネルギー」トレンドだ。
私は5人の美しい子供たちの父親であり、3人のかわいい孫たちの祖父としての一面もある。
あなたと同じように、誰もが子どもたちのためにこの地球をより健康できれいな状態で残したいと考えている。
グリーン・エネルギー*が進むことに対して、拒む人はいないだろう。
*太陽光、風力、地熱、水力、海洋、バイオマスなどから作られるエネルギー
公害促進派の人などいるはずがない。
しかし、ここに大きな問題がある。
いくらグリーン・エネルギーが良いとしても、石油・天然ガス・石炭などの化石燃料に取って代わることはできないということだ。
実際、世界の輸送手段の97%は依然として石油によって支えられている。
そして、政府の調査によると、15年の努力と多くの資金を費やすことができたとしても、グリーン・エネルギーは米国のエネルギー需要のわずか12%しか満たすことができないというのだ。
そして、15年後も化石燃料は需要の約84%に使われ続ける可能性がある。
大統領の失態
2020年に行なわれた大統領候補討論会にて、バイデン大統領は「石油産業からの脱却が必要だ。もちろん廃止する。」と発表し、化石燃料を廃止する作戦を開始した。
・2021年1月20日:キーストーンパイプラインの建設許可を撤回する大統領令に署名
・2021年1月27日:連邦政府の所有地における、天然ガスのリース*を一時停止
・2021年4月22日:気候融資計画により、二酸化炭素排出量の多いエネルギーへの融資を縮小
すると、どうなっただろうか?
エネルギーの供給は激減し、わずか一年ほどで原油先物価格は60%以上急騰することとなったのだ。
当然の結果だろう。
一方、数十億ドルを超える補助金を出したにもかかわらず、グリーン・エネルギーはそこまで大きな結果を残せてはいない。
そして、石油の供給不足に危機を感じたホワイトハウスは、翌年の2月に新たな声明を出した。
「少なくとも10年は化石燃料が必要だ。」
かつて出していたものと、全く逆の発表をしたのだ。
今では、カリフォルニアでの採掘禁止の覆し、中西部での石油パイプラインの建設…など、化石燃料にフォーカスした施作を行なっている。
化石燃料には今後も長い道のりが待っているだろう。
それに加え、
✔︎サウジアラビアやロシアなどの原油減産
✔︎ウクライナ戦争・イスラエル問題など地政学的な面での石油危機
✔︎中国やインドなどの諸外国の成長
など、世界各国で石油の需要と供給をめぐる問題が日々起こっている。
9月末には石油先物価格が90ドルを突破することとなったが、これはまだ始まりに過ぎないと分析している。
化石燃料はこれからも数年に渡り、経済ひいては私たち国民にとって不可欠なものであり続けるだろう。
もちろん投資家にとっても、またと無いチャンスが訪れるはずだ。
〜編集部より〜
ミズラヒさんが2024年に勢いを増すと注目するエネルギートレンド。
その動向とオススメ企業を押さえておきたい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。
記事編集 | note