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100兆ドルの市場を動かすトレンド

From:イアン・キング

「1銘柄」をたった「1回」売買しただけ…
1年で18,325%のリターンをもたらした投資のエキスパート:イアン・キング

株式市場で20年以上のキャリアを持つ投資のエキスパート。当時ウォール街の王と言われたソロモンブラザーズ、米国6大銀行のシティグループで着実に投資家としての力をつけた。2008年のリーマンショックのときには、株式市場が大暴落する中、立ち上げたファンドは339%という驚異的なリターンを達成。彼の優れた分析力と将来を見通す力は注目されて、Forbes、Fox Business News、Yahoo Financeなど、米国では有名な経済・金融メディアに多数取り上げられている。AI、5G、自動運転、IoT、EV(電気自動車)、再生可能エネルギーなど、最先端のテクノロジーを持ち、大きな株価上昇が期待できる銘柄を発掘することに定評がある。事実、彼が推奨した投資先は18,325%、1,934%、1,061%、919%のような驚異的なリターンをもたらしている。彼が執筆する有料レポートは創刊後4年間で全世界119カ国、およそ12万人の顧客に購読されており、その中にはゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JP・モルガンなどの有名企業のアドバイザーも含まれる。

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20,398%上昇したビットコイン

「ビットコインに1ドルだけ投資してください」

ダヴィンチ・ジェレミーは2013年に話題になったYouTube動画で、390万人の視聴者にそう言った。

振り返ってみると、これは過去10年間で最大のアドバイスの1つだったと言える。

なぜなら、ビットコイン価格はその後、大きく上昇することになったからだ。

ただ、彼が動画を投稿するわずか1ヶ月前に、ビットコインの価格は50%も下落していた。

多くの人は、今後価格が0ドルになると思っていただろう。

しかし、ジェレミーはこのように反論していた。

「もし、0になったとしてもそれほど大きな影響はないだろう。1ドルしか投資しないんだから。ただ、もし価格が上昇すれば100万ドルといった価値になる可能性だってある」

では、彼がこのような発言をした後どうなったか…?

そう、ビットコインの価格は大きく上昇することになったのだ。

もしジェレミーの言う通りビットコインに投資していたら、20,398%のリターンを得ることができたのだ。

出所:CoinMarkerCap

 つまり、1ドルの価値が204ドルになっていたということである。

当時のことを考えると、このような利益は「神話」のようなものだった。

ただ、今後はこのような利益も「現実」になる可能性がある。

普及する暗号資産

暗号資産の時価総額はわずか10年で、0から1兆ドルに達した。

そして、その成長は終わっていない。

世界中で1ビットコイン以上を保有するウォレット*の数が益々増えており、昨年7月時点でその数は882,262となった。
*暗号資産を保有するために必要な財布のようなもの。

実際、暗号資産に対するイメージも良くなってきており、昨年3月に実施した世論調査ではアメリカ人の53%が暗号資産は「金融の未来」であると信じていることが分かった。

また、ウォール街の企業も暗号資産市場へ参入し始めている。

米国の大手資産運用会社フィデリティのCEO、アビー・ジョンソン氏はこんなことを言っている。

「暗号資産に利用されるブロックチェーン技術は、決済するためのより効率的な方法であるだけではありません。それは市場構造を根本的に変え、おそらくインターネットの仕組みを変えることにもなるだろう」

また、JPモルガン・チェースのCEO、ジェイミー・ダイモン氏は当時、暗号資産を「価値のないもの」と非難していた。

しかし、その後「ビットコインは大幅に上昇する可能性がある」と言うようになったのだ。

それだけではない。

●米国の大手資産運用会社ブラックロックは顧客が暗号資産を容易に取引できるよう、暗号資産取引所のCoinbaseと契約

●バンク・オブ・ニューヨーク・メロンはデジタル資産を保管するためのプログラムを発表

●Visa、マスターカードは顧客向けに暗号資産での支払いオプションを提供

このように、かつて暗号資産を非難したものでもさえ暗号資産の導入を進めている。

また、それは数字にも表れており、2021年にはビットコインによる決済金額が3兆ドルに達したのだ。

この数字はアメリカン・エキスプレス(1.3兆ドル)とディスカバリー(0.5兆ドル)の金額を合わせたものを上回っている。

このように益々、浸透していく暗号資産。

今後100兆ドル規模の金融業界を一変させるトレンドになり得るだろう。

そして、投資家に大きなリターンをもたらす可能性がある。

インターネットブームの再来

インターネットが登場した1998年頃のことを思い出してみてほしい。

インターネットの登場によってスマートフォンをタップするだけで、何でも検索できるようになった。

また、Netfilxがあれば自宅でいつでも映画を見れるようにもなった。

これらのオンラインビジネスは世界のGDPの15%という割合を占めている。

このシェアは過去15年間で、GDP全体の2.5倍の速さで成長しているのだ。

そして、インターネットの成長は投資家にも大きなリターンをもたらしてきた。

例えば、Facebookが設立された初期の段階で同社の株へ投資をしていれば、10,000,000%という驚異的なリターンを得ることができた。

また、Amazonの創立者ジェフ・ベゾスは、Googleがスタートアップだったときに同社へ投資をしていた。

その後、Googleは今や誰もが使用している検索エンジンを開発。

株価も大きく上昇し、ベゾスは総額85億ドル分のGoogle株を現在保有している。

暗号資産は今、インターネットのように普及し始めている。

一時期、暗号資産価格が下落し落胆した投資家たちもいたことだろう。

ただ、今後、益々暗号資産が普及していけば、その価格も大きく上昇していくことが期待できる。

市場が大きくなり、価格が大きく上昇する前の今がチャンスと言えるかもしれない。

イアン・キング

P.S.

~編集部~

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