【業界初】1兆ドル突破の一強企業とは?
From:イアン・キング
これを見てほしい。
これは世界の時価総額ランキングを表した図なのだが 「6位」に入る企業がどこか分かるだろうか?
この企業は、
●たった1週間で株価が22%上昇
●時価総額1兆ドル(140兆円)超え企業の仲間入り
●世界で初めて時価総額1兆ドルを超えた半導体メーカー
である。
既にどこの企業か検討がついているかもしれない。
そう、この企業はエヌビディア。
あなたも最近、よくニュースなどで耳にすることが多いだろう。
半導体企業といってもインテル、AMD、マイクロンといった
大手を筆頭に、米国には750以上の半導体関連企業があると言われている。
そんな中、なぜエヌビディアが突出して株価を上昇させており、
時価総額1兆円を超えることができたのだろうか?
そこには主に2つの理由がある。
【2つの理由】なぜ、エヌビディアは時価総額1兆ドルを突破できたのか?
①半導体市場で”8割のシェア”を持っているから
今やテレビ、新聞、本屋等で目にする機会が増えてきたChatGPT。
それもそのはず、
ChatGPTは2ヶ月で1億人ユーザーを突破した生成AIである。
TikTok、Instagram、Facebookのユーザー数が1億人を超えたのは、
それぞれ9ヶ月、2年半、4年半だったことを考えると驚異的なスピードと言えるだろう。
この生成AIとは、あらかじめ学習したデータをもとに、
画像・文章・音楽・デザインなどを新たに作成する人工知能(AI)の総称のこと。
この生成AIはChatGPTに限らず、
マイクロソフト、グーグル、アマゾンといった米国の大手IT企業が次々に開発を進めている。
このように、ChatGPTを筆頭に
生成AIを開発する企業が増えてきている。
そして、生成AIの製造に欠かせないものが半導体であり、
その需要が大きく伸びているのだ。
実際、エヌビディアは2023年2月〜4月期の決算説明会において、
「下半期に確保している供給量は上半期よりも大幅に多くなる」
と発表している。
また、生成AI製造に必要な半導体で
エヌビディアはすでに8割のシェアを持っている。
これだけ多くのシェアを獲得しているのだから、
AI向け半導体の需要が伸びれば、
今後エヌビディアの半導体需要が伸びることも予想されるだろう。
②高性能の半導体を作っているから
エヌビディアが製造する半導体は、
“競合他社の2年先を進んでいる”と言われるほど高性能である。
例えば、
●進化した最新モデルの処理能力は、エヌビディア旧モデルの3倍を誇る。
●800億個のトランジスタ(電流をコントロールする部品)を内蔵、
これは最新iPhoneの5倍の量にあたる。
●エヌビディアのGPU(画像処理半導体)は人間の脳のような働きが可能で、
人間のように学習する生成AIの開発に適している。
などが挙げられる。
あまりの高性能ぶりに、テスラのCEOイーロンマスクは、
「エヌビディアの半導体は麻薬よりも入手困難だ」と言っているほど。
このように、エヌビディアは
①生成AIの製造に欠かせない半導体で8割のシェアを持っている
②競合よりも高性能の半導体を製造している
という点で、他の半導体メーカーより優位な立場にいるのだ。
そして、ChatGPT−4の公開により
生成AI市場が大きく盛り上がったことも重なり
エヌビディアの株価は
現在までの7ヶ月間で約2.5倍と大きく上昇したのである。
このようにエヌビディアの株価は大きく上昇しているのだ。
今後はエヌビディアに限らず、多くの半導体企業が
このAIトレンドに乗って業績を上げていくことが期待される。
引き続き、半導体業界から目を離せない状況は続くだろう。
イアンキング
P.S.
今回イアンさんが取り上げた半導体チップメーカーの”エヌビディア”
世界で史上8社目となる、1兆ドル企業になり
大きな注目を集めています。
しかし、このAIトレンドに乗って成長が期待できる企業は
エヌビディアだけではありません。
実は多くの人たちが注目していない
"ある企業"が大きく成長しようとしているんです…