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【知っていますか?】毎年EVの4倍成長している〇〇市場

これは日本にいると見落としてしまいがちですが、投資チャンスになるかもしれません。
今、ある市場が急速に成長をしていることをご存知ですか?

この市場は
・拡大するメタバース市場と同等の44%の成長が見込まれている
・今注目されているAIソフトウェア市場の約12倍の市場規模
・政府からの潤沢なバックアップ(バイデン大統領は2月15日に75億ドルの投資を発表)

成長著しいこの市場とは…


EV充電ステーション


EVといえば自動車メーカーの企業が注目されがち。しかし、この市場はEV市場の中でも突出して成長しているのです。

実際、2027年までのEV市場の成長率は毎年11.3%である一方…充電ステーションの市場成長率は2027年までに毎年44%。
毎年4倍のスピードで成長していくことが見込まれるのです。

しかし、私たち日本人がこのチャンスに気づくのは難しいかもしれません。なぜなら、日本では、世界の流れと反対にこの市場が衰退しているからです…

世界に逆行する日本

充電インフラの整備は日本ではまだまだ整えられていないのが現状。そのため、街を歩いていたとしてもEV充電ステーションを見かける機会はあまりありませんよね。

実際、日本での充電ステーションの数は2020年から2021年増加するどころか、むしろ1,087基減少をしています。

出典:NHK

一体なぜでしょうか?そこには2つの理由があったのです。

日本で充電ステーションが増えない2つのワケ

①.設置スペースする場所がない…

充電ステーションはいざとなった時にすぐに充電できるようユーザーが使いやすいところに設置しなければいけません。

しかし、現状はどうでしょうか?

出典:NHK

実はその多くが、車の販売店舗であるカーディーラーに設置されているのです。

よっぽどの車好きでもない限り、車を買おうと思った時にしかいく機会がないですよね。まだまだかなり使いづらいといのが現状です。

では、私たちがよく使うコンビニや道の駅などはどうでしょう。

コンビニでは、全国700店舗に充電ステーションが設置されていますが、1店舗あたり1台しか置くことができない状況です。

全国に1,180ヶ所ある道の駅でも同じ。充電ステーションの台数は1~2台程度です。

しかも、コンビニや道の駅にある充電ステーションはそれほど電力がないためフルまで充電できるわけではありません。

近くにあっても30分しか充電できない…そういった制限があり、とても使いにくいのです。

②.事業として軌道に乗らない…

現状、日本のEV普及率は1%台。他の国はというと…

・アメリカ:6%
・中国:11%
・イギリス20%
・ノルウェー:約90%

世界と比べるとその差は歴然ですよね。
そのため、充電スポットを設置したとしても、まだまだ需要が追いついていないという側面があります。

そうなると事業としてはとても厳しいのです…

事実、全国に7,400口の充電スポットを設置している「e-Mobility Power」という企業は、EVが今の4倍稼働しないと事業としては、軌道に乗らないと試算しています。

ビジネスとしてもまだまだ普及するためには、難しい側面があるのです。

このように日本では充電ステーションを増やすためにはたくさんの課題が残っています。
そしてこの充電ステーションの数が増えないことはEVが普及しないことにも直接影響が出ているのです

こちらをご覧ください。

これは、駐車場予約アプリを運営するakippaが行った電気自動車(EV)に関する調査です。

EVが欲しくないという理由の約40%は充電ステーション不足によるものなんです。

確かに、EVを購入したとしても思った通りに充電ができなければ、不便なだけですよね。

それこそが日本でEVが普及しない原因の一つなのです。
現在、日本での充電ステーションの数は、2万9,193基。

それに比べ他の国はというと…

・米国:11万3,527基
・中国:114万7,000基
・欧州連合(EU):33万3,204基

日本との差は大きく離されていることが分かります。
そして、世界のEV普及率も充電ステーションの数と比例して拡大しています。

EVを普及させるためには、EVを支えるインフラがとても大事なのです。
そして、それは私たち投資家にとってもとても大事なことになるかもしれません。

EVというと自動車メーカーが注目されがちですが、こういった企業はすでに株価が上昇している状態です。

今頃仕込んだとしてもこれからさらに大きな株価の上昇を期待することは難しいんです。
一方それを支える企業はどうでしょうか?

・米国の燃料電池メーカーであるプラグ・パワー、
・電気自動車(EV)用電池を製造するLG化学 、
・充電ステーションで大きなシェアを拡大しているABBグループ

など…正直、日本ではあまり知られていない企業が多いです。
しかし、そういった企業が今こっそりと株価を上げていたりするのです。

例えば、充電ステーションを運営する、 ブリンク・チャージン(NASDAQ: BLNK)。
この企業の株価は、2020年1月頭から 12月24日の間になんと 26倍に上昇 。

出所:Eikon

100万円を投資していた人は、 その金額は2,600万円になったのです。

このようにEV周辺の市場にも目を向けるとあなたの投資チャンスもグッと広がるかもしれませんね。

P.S
日本ではいまだにほとんど普及しないEV。
しかし、ある企業のイノベーションのおかげで急激に普及するかもしれません。

・専門家は「アマゾンの再来」に相応しいと評価
・ウォール・ストリート・ジャーナルは「テスラキラー」になると評価
・ジェフ・ベゾスやビル・ゲイツなどが投資

今、世界から注目を浴び始めている企業です…

詳しくはこちらの動画で解説しているので、ぜひご覧ください。

P.P.S
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