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なぜ?プロの投資家は”モメンタム"を見るのか?

From:イアン・キング

株式市場で20年以上のキャリアを持つ投資のエキスパート。当時ウォール街の王と言われたソロモンブラザーズ、米国6大銀行のシティグループで着実に投資家としての力をつけた。2008年のリーマンショックのときには、株式市場が大暴落する中、立ち上げたファンドは339%という驚異的なリターンを達成。彼の優れた分析力と将来を見通す力は注目されて、Forbes、Fox Business News、Yahoo Financeなど、米国では有名な経済・金融メディアに多数取り上げられている。AI、5G、自動運転、IoT、EV(電気自動車)、再生可能エネルギーなど、最先端のテクノロジーを持ち、大きな株価上昇が期待できる銘柄を発掘することに定評がある。事実、彼が推奨した投資先は18,325%、1,934%、1,061%、919%のような驚異的なリターンをもたらしている。彼が執筆する有料レポートは創刊後4年間で全世界119カ国、およそ12万人の顧客に購読されており、その中にはゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JP・モルガンなどの有名企業のアドバイザーも含まれる。

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最近、2歳になる子供がスリルを求めるようになった。

それは、”下り坂で三輪車を走ること"。

私たち大人からしてみれば、どうってことのないスリルかもしれない。しかし、2歳の子供にとってみればそれは大きな挑戦なのだ。

そしてこの挑戦によって、二つのことを学んだらしい。

一つは、リスクをとることの重要さ
リスクをとることで、新たな世界や、自分との出会いがあると学んだのだろう。

そして二つ目は、"勢い"をつけることの大切さ
2歳にして、"下り坂を走ると、スピードが出る"という"勢い"を
身をもって理解し始めたようだ。

これには、ママも(時にはパパも)面食らった。

私は特にこの”勢い"が投資においても重要であると思っている。この勢いのことを、投資では”モメンタム"という。

モメンタムはプロの投資家、金融の専門家、
エコノミスト、ウォール街のトレーダーが従う重要な指標である。

実際、私もこの指標を自身の投資法に取り入れている。

私の立ち上げたファンドでは、2008年にリーマンショックで株式市場が大暴落する中、
339%という驚異的なリターンを達成した。

そんな、重要な指標である”モメンタム"を理解するのに役立つのが、
2つの分析手法である。

モメンタムを分析する2つの方法

一つ目は、"企業の状況や経済環境を分析する方法"。

実際には、特定の会社の現在の相場を分析し、将来の相場を予想する。

こういった分析方法は"ファンダメンタル分析"と言われる。

二つ目は、”チャートや相場分析ツールが示す数字を分析する方法"。

チャートとは、値動きを示したグラフのことであり、
目の前で起こっている値動きにのみ注目し相場を分析していくことになる。

こういった分析方法は"テクニカル分析"と言われる。

かなり、大枠の説明だが、この二つが、
投資においての”勢い(モメンタム)”を理解するのに必要な、
分析方法である。

これらの分析手法を使って、
最高の投資銘柄を見つけていくわけだが、

私の経験上、最高の投資銘柄は、
“5つの主要なサイン”
を発しているということがわかっている。

今日は、そのうちの3つのサインを紹介していきたいと思う。

①TAMが拡大していること

TAMとは、
"特定の製品やサービスによって獲得できる可能性がある最大の市場規模"
のこと。

TAMのデータからは、
”企業がどれだけの潜在的な収益を上げ、成長することができるか”
を教えてくれるのだ。

TAMに加え、SAMとSOMという2つの関連用語があるのだが、

これらのサインはすべて、
“ある企業がその市場でどのような位置にいるのか、そして成長する準備ができているのか”を正確に示す。

私が特に注視している市場のひとつは、
ハイテク市場

私は常に
"革新を続ける企業、特に5年後、10年後に今よりももっと大きくなっている企業"
を探している。

しかし、それ以上に、業界のゲームチェンジャーになり得る技術を活用して、
競合他社に対して圧倒的な優位性を生み出している企業を探している。

そのような企業は、投資対象としてより価値があると思うからである。

②収益成長率

収益成長率とは、企業の売上高の伸び率のことで、
売上高伸び率とも呼ばれる。

「(当期売上高-前期売上高)÷前期売上高」で求められ、
企業の成長性や規模の拡大ペースを分析する際などに用いられる。

特に、私が銘柄に求める”年間収益成長率”というものがあるのだが、
これは、前年に比べてどれだけ成長している銘柄であるかを判断するためである。

③ウォール街の予想を上回る

ウォール街とは、
ニューヨーク証券取引所をはじめ、連邦準備銀行、アメリカの証券会社、大手銀行などが集中している街であり、証券・金融業界を表す代名詞になっている。

そんな、ウォール街におけるアナリストの予想を、
特定の銘柄が上回り始めたら、
それはアナリストが何か大きな出来事を見逃していることを意味する。

経営陣が予想を上方修正した場合、
その企業の成長の”勢い(モメンタム)”が加速していることを意味するであろう。

さて…

通常これ以外にも、とっておきのサインがあと2つある。
こちらについてはまた違う機会にでも紹介したいと思う。

イアン・キング

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