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投資額5000億ドルの再生可能エネルギー市場

From:イアン・キング

「1銘柄」をたった「1回」売買しただけ…
1年で18,325%のリターンをもたらした投資のエキスパート:イアン・キング

株式市場で20年以上のキャリアを持つ投資のエキスパート。当時ウォール街の王と言われたソロモンブラザーズ、米国6大銀行のシティグループで着実に投資家としての力をつけた。2008年のリーマンショックのときには、株式市場が大暴落する中、立ち上げたファンドは339%という驚異的なリターンを達成。彼の優れた分析力と将来を見通す力は注目されて、Forbes、Fox Business News、Yahoo Financeなど、米国では有名な経済・金融メディアに多数取り上げられている。AI、5G、自動運転、IoT、EV(電気自動車)、再生可能エネルギーなど、最先端のテクノロジーを持ち、大きな株価上昇が期待できる銘柄を発掘することに定評がある。事実、彼が推奨した投資先は18,325%、1,934%、1,061%、919%のような驚異的なリターンをもたらしている。彼が執筆する有料レポートは創刊後4年間で全世界119カ国、およそ12万人の顧客に購読されており、その中にはゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、JP・モルガンなどの有名企業のアドバイザーも含まれる。

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『確かに、使い道がわからないほど多くの現金を手に入れている可能性があります』

そう言ったのは、
アメリカ大手石油会社の最高財務責任者のマレー・オーチンクロス氏。

彼が言うように石油業界ではこの1年、莫大な金額が動いている。

その額なんと、182兆円
日本の今年の国家予算が約114兆円であることを考えると、規模の大きさが分かるだろう。

また、2022年に原油価格が上昇したことで一部の石油大手の利益は3倍に上昇。
それに伴い株価も急上昇したのだ。

              出所:『BANYANHILL』をもとにAPJ mediaが作成

マレー・オーチンクロスの発言にあったように、
それほどまでに、石油業界は今盛り上がっているのだ。

このように石油業界の業績は軒並み良くなっているが、コロナウイルスのピーク時は悲惨な状態だったと言えるだろう。

V字回復した石油業界

コロナウイルスがピークだった2020年4月、原油価格は1バレル(150リットル)がマイナス40ドル程度になったのだ。

1バレル40ドルではなく、マイナス40ドルである…

ご存知の通りコロナウイルス発生時は外出制限がされたこともあり、車を運転する人はどんどんと減っていった。

それによりガソリンの使用量も減少し、石油があり余る状態に…

石油は長期間保管することができたないため、売れない石油はお金を払ってでも引き取ってもらう必要があったのだ。

このような負のスパイラルが続いたことで、原油価格は史上初めて0ドル以下の価値となった。

しかし、コロナウイルスは徐々に治まり、経済の回復に向かい外出規制が緩和され始めた。

これにより外出する人々が増加。
車を運転する人も増え、ガソリンの需要も増加した。

ガソリンの需要が増加したことで、原油価格は回復へと向かっていったのである。

実際、2020年4月時点で16.52ドルだった原油価格は、2022年4月時点で79.44ドルまで回復している。

      出所:『世界経済ネタ帳』をもとにAPJ mediaが作成

※WTI原油価格とはニューヨークマーカンタイル取引所において、取引が行われてる原油価格の代表的な指標である。

また原油価格が上昇した理由はそれだけではない。
ロシアーウクライナ戦争も大きな原因となった。

石油の産油国であるロシアがウクライナに侵攻したことで、各国がロシアに対する経済制裁を開始。

それに対抗したロシアが石油の輸出をストップする可能性が高まり、石油供給不足の不安が高まったのだ。

その結果、原油価格は高騰。

石油企業にとっては販売する原油価格が上昇すると、それだけ売上も上昇することになる。

それにより、供給側である石油業界は思わぬ形で利益を得ることになった。

このように、
●コロナウイルスの収束
●ロシア軍のウクライナ侵攻

が、石油業界のV字回復をもたらした背景と言えるだろう。

そんなV字回復を果たした石油業界であるが、ここで得た利益をもとに、ある分野への投資に加速させている。

それは“再生可能エネルギー"である。

加速する再生可能エネルギー投資

実際、アメリカ4大石油会社はこのように投資を加速させている。

●シェル:再生可能エネルギーに30億ドル投資
●エクソン:再生可能エネルギーに関わりのある、”EV充電器製品”を自社で開発
●BP:今後、再生可能エネルギー開発の規模を4倍にすると発言
●シェブロン:2028年までに低炭素排出に向け、80億ドルの投資をすると発言

では、なぜ石油で業績を回復させたにも関わらず、再生可能エネルギーという異なる分野への投資を加速させているのだろうか?

その理由は主に2つある。

①化石燃料から脱却しようとしているから

化石燃料とは石油や天然ガス、石炭といった地下資源のことであり、
世界的な経済成長と人口増加によるエネルギー消費を支えてきた。

石油企業は今までも、この化石燃料の需要に応えるべく、各国に販売することで事業を拡大させてきたのである。

しかし、近年地球温暖化や資源枯渇の懸念などから、化石燃料が問題視されるようになってきている。

それにより化石燃料への依存から脱却する動きが世界中で高まっているのだ。

そこで、化石燃料に代わり、注目を集めているのが
"地球にも自然にもやさしい再生可能エネルギー"である。

実際、アメリカ政府も再生可能エネルギーを普及させるために、
「今後10年間でエネルギー補助金を3690億ドルに増やす」と発言しているほどだ。

②EVカーが普及しているから

今までは石油を燃料とするガソリン自動車が使われていた。

ただ、地球温暖化の影響や、
持続可能な社会づくりに向けEVの需要が高まっている。

長らく、EVカー普及には問題があった。
その問題とは、バッテリーを作るのに高いコストがかかっていたこと。

だが、ここにきてバッテリーコストが徐々に下がってきている。

バッテリーコストが低下したことで新車購入価格も年々低下。

それによって、アメリカではEVの販売が増加し、徐々に普及してきているのだ。

実際、アメリカの2022年のEVの合計販売台数は、前年に比べ51.8%増の94万台にまで増加。

"2023年には、100万台を超え、2030年までにアメリカの自動車販売台数の半分以上がEVになる"
と予測されている。

ガソリン自動車に代わって、EVカーの販売台数は伸びていくだろう。
それに伴い、化石燃料の需要は徐々に減少していく可能性高い。

そのため、石油会社も代替となる再生可能エネルギーへの投資を加速させているのだ。

今後も世界的に再生可能エネルギーの利用が増えていくことだろう。

この大きなトレンドから引き続き目が離せない。

P.S.

イアンさんは再生可能エネルギーのような、
最先端の技術を持つ銘柄選定を得意にしています。

そんなイアンさんが今話題のChatGPTトレンドで
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一体、どんな企業なのでしょうか?

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